フンフフンフフゥーン♪

























Love story

























俺が期限の近い書類を片付けていると


一人の女が暢気に鼻歌を歌いながら入ってきた










「♪〜」










その手には此処等じゃ見ない本を持っていた






アイツ今まで何処行ってやがったんだ


まだ期限の近い書類こんなに残ってるってのに





冬獅郎は自分の机に置いてある書類を横目で見た





「おい、



「♪〜」





冬獅郎は何処へ行ってきたのかを聞こうとの名前を呼ぶが



はそれに気付かず本を読みながらスタスタと冬獅郎の目の前を通り過ぎていった










「っ、おいコラッッ!!」










冬獅郎は眉間に皺を寄せながら今度はさっきよりも大きな声でを呼んだ





「ほぇぃ!?」





はその声に気付き、本から目を離すと冬獅郎を見た





「冬獅郎いたんだ」



「居て悪いのかよ」





別に、とは言うと本を閉じ自分の後ろに隠した





、お前今まで何処行ってたんだよ」





冬獅郎は書類を書きながらに聞いた





「ぇっと;ちょっと現世に・・・」



「現世?なんの為にだよ」





冬獅郎は書類を書く手を止めを見た





「俺はお前に現世に行くような任務与えた気ないんだが」





それ以外は行っちゃいけない筈だろ?





「ぇ、えーっと;そのですね・・・;;;」





は冬獅郎と目を合わさない様にそっぽを向いた










「あと、その手に持ってる本はなんだ」










冬獅郎は立ち上がりの前に立つと本を持っている方の手を掴んだ





「あ;なんだ見つかってたんだ」





はそういうと大人しく持っていた本を前に出した





あ?なんだよコレ・・・


『Love Story』って書いてあんな、題名か?





「これはねぇー現世の本で漫画って言うの」





文章だけじゃなくて絵が描いてあるんだよ





は説明しながらパラパラとページを捲った





「ふーん」



「現世でもこの話しは流行ってて、読みたくてつい買いに行っちゃったんだ」





ごめんね、とは言いながら漫画を閉じた





「これ、そんなに面白いのかよ」





今パラパラ見ただけじゃわかんねぇんだけど





冬獅郎は不思議そうに漫画を見つめた





「うーん、男の子はどうなんだろう、これ女の子向けのだし・・・」





試しに読んでみる?とは漫画を冬獅郎に渡した





「おう」





冬獅郎は漫画を受け取ると早速読み始めた




































・・・・・・・・・・




































・・・・・・・・・ぁ?




































はぁ!?




































「こんなの有り得ねぇだろっ!!」










冬獅郎は数ページ読むと勢いよく漫画を閉じに返した





「なっ」





はビックリして漫画を落としそうになったが間一髪落とさずに済んだ





、お前こんなのよく読んでられんな」





冬獅郎は溜息を吐きながら元居た場所に戻り書類を見た





「な、なんでよ!?とってもいい話しじゃない!」



「あれの何処がだ!?」





なんなんだ一体・・・;


数ページ読んだだけで気持ち悪くなってくる・・・





「どんな所が嫌なのよ?」





はそう言うとソファに腰を下ろした










「どんなって・・・なんであんなイチャイチャしてんだよ」










どのページも殆ど男女が手繋いだり、抱き合ってたり、キスしてたり・・・


自分が馬鹿にされてるみたいで不愉快だ





冬獅郎は腕を組みながら言った





「自分が馬鹿にされてるって;何もされてないと思うんだけど・・・」





は漫画を見ながら答えた





「私は、その抱き合ってたりとかは別としてこういう台詞言ってくれると嬉しいよ?」





抱き合ってるのとかはコレのついでだと思って読んでるし





はあるページを開くと冬獅郎に見せた










「・・・・はもし、こういう言葉男に言われたらどう思うんだ?」










「え?」





冬獅郎は少しその台詞を見るとに尋ねた





「んー、ちょっとときめいちゃうなぁーw好きな子だったらとっても嬉しい」





は漫画を閉じながら言った




































の事が好きだ。だからずっと俺の傍にいろよ」




































冬獅郎は呟くように言った





「え?」





今なんて・・・?





は目を丸くしながら冬獅郎を見た





「た、確かさっきのこう言ってただろ!?//」





漫画の男がよ!!//





冬獅郎は言ってから恥ずかしくなったのか顔を真っ赤に染めた





「や、そうだけど・・・今・・・」










名前の所、だったよね・・・?










がそういうと冬獅郎は書類で顔を隠した





「ちょっ、顔隠さないでよ冬獅郎!」



「うるせぇな////」





冬獅郎は書類を目の所まで下げを見た





「?」



「・・・・で、どうだった・・・?」





どんな気持ちになったんだよ










「・・・・ときめいたよ////」










はそう言うと頬を染めた





「それだけか?」










「ぁと・・・・嬉しかった・・・////」










つまり、俺はお前の・・・










「好きな奴って事だな」










冬獅郎はニッと笑った





「え!?あぁ////!!」





すっかり忘れてた!!





は自分の口を片手で押さえた





「ふ〜ん、そうだったのか、よく分かった」



「も、もしかして、冬獅郎試したの!?」





がそう聞くと冬獅郎は満足そうに笑った





「ひど・・・「まぁ安心しろよ」




















さっき言った事は嘘じゃねぇから




















冬獅郎はそう言ってまたの顔を見ながら笑った




















---END---

うん、久々の短編・・・。ヒロインの持っている漫画のタイトル今一だなw(ぇ

あーぅこんなの貰って下さるか?ユライ殿・・・;;(||−−)(||−−)。。

ぃやもう何が何でも貰って下さい!!返品とかしないで下さい!獅馨哉の為に!

っとまぁ、このような感じで・・・(何)相互夢で御座います。うん、相互。。

不束者で御座いますが、何卒宜しくお願い致します。ね?ユライちゃん!!!!


ユライ様だけ、お持ち帰り可能。